1795年、ロシア・プロイセン・オーストリアによる分割以降、123年の間、独立を失ったポーランド。国を失った人々が自らのアイデンティティの拠り所としたのが芸術、そして文化でした。中でも前世紀転換期に活躍した〈若きポーランド〉と呼ばれる芸術家たちは、祖国独立への思いと個人の感情を組み合わせ、色彩と象徴性に富む独自の芸術を生み出します。また同時代の西欧の美術や浮世絵などの日本美術を貪欲に吸収しつつ、地方に残る伝統文化を発見・再解釈しながら、ポーランドの「国民芸術」の在るべき姿を模索しました。本展ではクラクフ国立博物館の協力の下、ポーランド各地から招来した〈若きポーランド〉の絵画や家具、テキスタイルなどを、日本で初めて包括的に取り上げます。
- 日程
- 2025年3月25日(火)~6月29日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)※金曜日は20:00まで(受付終了19:30)
- 料金
- 2,000円
- 場所
- 京都国立近代美術館
- 電話
- 075-761-4111
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)